いつも高秋化学のNews/BLOGをご覧いただきありがとうございます。
高機能抗菌めっき技術 KENIFINEについて、これから何度かに分けてNews/BLOGを投稿していきたいと思います。
今回は高機能抗菌めっきの話に入る前に抗菌について書きます。
●抗菌市場(経産省調査)
・1996年 6,092億円、2003年 8,603億円
現在は、1兆円超と言われています。
●開発の背景
・近年、病原性大腸菌O-157による食中毒事件、浴槽でのレジオネラ菌感染問題、MRSAによる院内感染問題が発生し、SARS(新型肺炎)や新型インフルエンザも流行しています。
・住宅では、気密性・断熱性が高まり室内の温度・湿度が増し、カビの発生が顕在化しています。カビはダニのエサになり、アトピーや喘息の原因にもなります。
・さらに、快適さや清潔志向の高まり、高齢化社会への移行に伴う健康への配慮、食の確保(水産養殖や農作物栽培)における衛生管理問題など、近年各種分野で、抗菌材料のニーズが高揚しています。
→しかしながら、従来の抗菌材料では、私たちの生活環境で抗菌性や防カビ性が十分に発揮されていなかったことがわかっています。
<従来の抗菌材料>
抗菌ステンレス
無機系抗菌物質(銀や銅)をステンレスに添加
抗菌樹脂
無機系、有機系抗菌物質を樹脂に添加
抗菌塗装
無機系、有機系抗菌物質を塗装に添加
実環境での菌数モニタリング結果の一例
→従来の抗菌材料は処理なしと変わらない結果となりました。
次回は従来の抗菌材料の課題解決のために、(株)神戸製鋼所が独自に開発したニッケル系の高機能抗菌めっき技術についてNews/BLOGを書きたいと思います。
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